第2回「風の交差点」無事終わりました。

おはようございます。
今も西日本から京阪神をはじめ紀伊半島に、東日本へとかなり広い範囲で各地に大雨が降り続けていますが、いかがお過ごしでしょうか。
 
皆様のご無事をお祈りさせて頂き、どうぞお気をつけられてください。
 
昨日は、雨が降る中お集まり頂きありがとうございました。
 
第 2 回目 「風の交差点」のお話と笛の会をさせて頂くことができました。
 
この三管の笛に合わせて、本日から熊野の訪れさせて頂き、明日 熊野本宮大社で感謝奉納をさせて頂きに詣でさせて頂きます。
 
その時に献奏させて頂きます、空之笛(熊野檜)、根之笛(黒檀)ともに熊野本宮大社ご縁の笛を吹かせて頂き、感謝のおもいと、皆様方ご多幸を祈らせて頂きました。
 
○  能管であって能管ではない。
○  煤竹が笛に。
○  遺跡から出土した笛。
 
笛師 田中敏長さんとのご縁で新たな笛として誕生し、雲龍独自の感覚的な響きが広がる。
 
転生之笛 (てんしょう 1996年)
平安時代に吹かれていたとされる相模に伝わる神事の横笛を復元。
 
香具之笛 (かぐ 1999年)
三百三十年前の民家の煤竹が、新たな横笛へと生まれ変わる。
 
江平之笛 (えだいら 2003年)
福島県江平遺跡から天平十五年三月と記された木簡と同じ地層から出土し、その推定復元に至るまでの横笛。
 
三管の異なる笛が、吉野山金峯山寺、笛吹神社で吹き初めを行い、伊勢・猿田彦神社のご神事、第3回世界水フォーラム善光寺塔頭玄証院開眼法要に、熊野古道巡礼地世界遺産式典に、インド釈尊の聖地を巡り、熊野三山から比叡山高野山、各神社仏閣へと結ばれる。
 
’03年江平之笛が夏に手元に届いた頃に、信州・善光寺塔頭玄証院本堂の一光三尊阿弥陀如来様の御厨子が完成し、開眼法要の日取りがその年の秋十六夜の頃に決まる。
 
法要の為に決められていたのか、ちょうど三管が合わさることで、御本尊様の御前で献奏を行った時に、一笛毎に仏様の氣を感じさせて頂くことができた。
 
江平之笛は阿弥陀如来様の氣を、
香具之笛は観世音菩薩様の氣を、
転生之笛は勢至菩薩様の氣が結ばれるおもいを、それぞれに感じさせて頂きました。
 
 
9月20日木曜日には第三回目を予定しております。