八月八日鎌倉鶴岡八幡宮にて〜。










八月七日立秋を迎え、

涼風が立つ八日に、
鎌倉・鶴岡八幡宮の『ぼんぼり祭り』で、

今年で三回目の奉納をKNOBさんとご一緒に
浜から吹く涼風を感じながら、
『舞殿』で、
無事させて頂くことができました。


ぼんぼりに点火された焔が、
幻想的な空間をかもし出し、
歴史ある鎌倉の地より、音を紡がせて頂けたこと、

神社の関係の各位様をはじめ、多くの参詣の皆様に、
ご縁のある、多くの皆様にお集り頂けましたこと、

こころから感謝申し上げます。


鎌倉は古代より、大海と結ばれ、
自然豊かな大地が広がり、

今年の大河ドラマ『平 清盛』の平安から鎌倉時代には、
幕府が置かれ、武士の世の中となり、今日の鎌倉を築かれました。


古事記編纂から一千三百の御年に、

この鎌倉の地より、
平和を願い、
日本から世界へと向けて、
地球への感謝の祈りを、
行わせていただきました。

昨年までは、昼間にさせて頂いていた演奏を、

今年は、六時半より本殿を詣でさせて頂き、
七時より開始となりました。










『 地球への祈り 』

  音壽 おとほぎ

 天河之五十鈴、香具之笛

新羅万象全てに、この日を感謝して、永久の幸を願う。


  あめつち

 勾玉之石笛、吉佐美之石笛、木の実之笛
 天然空洞木、息吹之笛、空之笛

古事記1300年の御年に、この地より再び、
『あめつちのはじまり』の言霊、音霊の働きが、
日本から世界へ広がり、地球へと現れますように・・。


  むすひ

 天然空洞木、転生之笛

天と地を結び、大神様のご神氣があわさり、
この地球に生きとし生ける全ての魂が、
清らかな輝きを増し、
結ばれ、永遠でありますように。




古事記は、古代の神話が書き記されている書物であるのではなく、

今の時代にも通じ、
語り継がれ、自然との共生の大切さを、

語り繋いでいくものと感じます。

遠い昔の話に終わらせないで、
今の時代にこそ、もう一度見直さないといけない
書物であると思います。


武士の時代から現代の社会までも、

もしかすると千年後、一万年後には、
神話として、後世の人が今の世を、
語り継がれているかもしれません。



この本殿に続く階段は、

灯火の光が、

未来に続く、

輝きの光であってほしいですね〜。



今回は、とても心地よい涼風が吹く、
『舞殿』での奉納は、


源 頼朝公の開かれた鎌倉幕府に、

静 御前が舞われた空気に包まれ、

どこからともなく響いて来る、
義経の笛の音に、

心をふるわせて、笛を吹かせて頂き、


平家縁の地でもある鎌倉が、

源氏や平家、敵や味方では無く、

平和な世の中がこれからも続いていけます様に、


これからも先人方のおもいを、
後世に、受け継いでいけるようにと感じました。










※ 写真は、堀田晃子さんより頂戴致しました。

ありがとうございました。