秋の虫たちの大合唱〜。

rurinohikari2011-09-13

十五夜十六夜と、

ここ修善寺のあさば旅館で、
静寂を感じるお月見の会が、お天気に恵まれて、
涼やかな秋の虫の音に彩られ、二日間を無事終えることができました。


修善寺の森にこだました、何とも夢の様なひと時を、演者としても、感じることができて、有り難く感謝の気持ちでいっぱいです。


あさば旅館のみなさまに、お客様のお心添えを感じながらも、お月様のもと、月桂殿の能舞台に宿られている、精霊と共に、その場の氣を感じさせて頂くことができました。

林 美也子さんの一絃琴、箏に込められた響きが、何とも奥ゆかしい空気を醸し出してくださいましたこと。

みなさまに支えられて、今回も無事行わせて頂くことができましたこと、嬉しく思います。


お月様を感じ、自然を愛でる、太古の昔からの日本人の心根に改めてふれることができ、日本人に生まれることができて、本当に嬉しく思いました。

この気持ちをいつまでも忘れることなく、持ち続けて行けるように、そうありたいと思いました。


この美しい十五夜十六夜を眺めることができたことは、この次の十三夜のお月様を拝することができて、ひとつに結ばれると言われます。

十五夜のお月見をされた方は、それだけでは片見月とも、片月見とも言われ、この次の満月の二日前の『十三夜』のお月見もあわせて眺めることが、良しとされています。

やはり、お月様は神霊のお姿で、地球にとっても大切であり、地球の全ての生命は、お月様の恩恵を受けて育つことができているのです。

太陽の輝く力に、その輝きをお月様が受けて、お月様から地球へと伝えてくれているのです。


満月の耀きは、太陽の光りが月に反射して地球に届けられ、
新月は、月そのものの氣を、この地球に与えてくださっているのです。


望月、餅つき、持ちつ持たれつでしょうか〜。


何だか変な語呂合わせですが〜?

直接的な光りの有り難さに、
間接的な光りの有り難さが、
どちらもこの地球には、有り難いことと、そう感じています。


太陽と月は、共にこの地球を見守ってくださっていて、

生きとし生ける全ての生き物は、その恩恵の中に生かされているのですね〜。


寄せてはかえす波の様に、
繰り返し繰り返し行われているのです。


因みに十三夜のお月見は、10月10日になるのでしょうか。


また楽しみに、十三夜のお月様も眺めて、笛を吹かせて頂きたいと思います。

今回十五夜のお月様を眺められた皆さまは、
片見月になられませぬように、
十三夜のお月見もされてください。


雨降り時や、
曇り空であっても、
十三夜のお月様は、雲の上に輝いて、地球を照らしてくださっています。

そう信じて空を眺められると、きっと雲のまにまに一瞬でも、輝きを見せてくださることでしょう。



あさば旅館にお越しくださいました、多くの皆さま方には、本当にありがとうございました。