ある世界を感じて
風そよぐ
森の中に佇んでいると
木々の葉をわけてシウシウと
枝が音をふるわせて揺れ始めている
星の瞬きも 木の葉に揺れて輝きを増している
水面の光りに誘われて 蝶が集まり
羽音にきらきらと 光りが寄り添うように
蝶々の羽ばたく羽から銀色の粉が 漂いはじめている。
この光景は、北印度之笛を吹いている時に感じられ、映像として見えてきた様子です。
笛に息を入れて、音に成って行くと同時に感じ始め、
瞼を閉じたその奥に見えてくるのです。
ひとつ一つの笛には、全て異なる世界が感じられ、風景や光りの様に漂い始め、動いて見えてくるのです。
ある時には音も、薫りをも感じられるのです。
それを感じ始めると音に繋がって行くのです。
北印度(サンタル・バンスリー)之笛は、シタール奏者の方から頂戴して、今なを大地に吹く風を感じ、心の根の深いところにふれることができるのです。
2年前に初めて訪れたインドに、来月再び伺うことの出来る喜びを感じながら、
お釈迦様に、古代のインドの神々、精霊を感じられることは、この笛の奥に眠っている、氣の様な響きそのものを感じることで、雲龍の原初の響きにも通じて行くと信じています。
また新たな発見に繋がるようにと願いたいです。
1・2・3 と繋がって…。