カナダ・バンクーバーへと出発します。

rurinohikari2010-08-27

みなさま、こんにちは、
暦の上では処暑も過ぎて、夏の暑さもゆるみ始めて来たかなぁ〜と、おもいたいのですが。まだまだこの暑さが続くのでしょうか。

さて、ライブインフォにもお知らせしていますが、本日よりカナダへと出発致します。
龍村仁監督映画の、この夏公開された最新作『地球交響曲第七番』で、お力を尽くされた、バンクーバー在住の川端様からお話しを頂きました〜。

今回私は、バンクーバー経由で、ビクトリアへ伺う用事があるのでと、伝えたら、せっかくなので笛を吹いてみられませんかと、お声をかけてくださいました。

川端様とは、昨年監督のプライベートマンションをお借りして、泊めて頂いた時に、ご一緒に宿泊をしたのがご縁の始まりでした。

The Listel Hotel Vancouver で、

現地時間の8月28日に、映画『地球交響曲第六番』の上映の後、
地球はひとつ 〜静寂のつながり〜
天と地がむすばれ、大地は根っこで繋がる
と、題して演奏とお話しを行うことになりました。

初めて伺うカナダ、今からドキドキしていますが、小学生のころに一番行ってみたい国がカナダだったのです。
1970年に大阪で開かれた、万国博覧会で訪れて、カナダ館に入って、子供心にスケールの大きさ、大自然の豊かさに圧倒されて、まわりはアメリカ館のアボロが持ち帰った『月の石』に行列ができて凄かったのですが、僕はカナダ館に感動していました。

二年前に、ナバホ・インディアンの笛がご縁で、夏至の日に、グランド・キャニオンで笛を吹かせて頂き、アリゾナの聖地を訪れて、真っ赤な大地に、瑠璃色に染まり、朝日が輝くまでの瞬間の空の景色は忘れられません。
明日は、ガイアファンの方々が大勢来られるとのこと、六番の上映の後、休憩をはさんでの演奏。
今回は、初めてコアガラスの笛が海を渡ります。
この地球にたった一つのコアガラスの笛。
只今、心配で胸がバクバクしていますが、映画とのご縁で、この笛をカナダで吹かせて頂きたいと、ただその想いを胸に抱いて持って伺うことを決めました。
この地球で誕生したコアガラスの笛、地球のために、そこで暮らしている方々のために吹かせていただこうと思います。
持ち歩きに、飛行機に、異国の地の環境の変化が心配ですが、ただただ祈る気持ちで伺って来ます。

カナダにはもう一つの笛、元旦に、熊野本宮大社『開寅祭』の神事で笛を吹かせて頂き、そのために作って頂いた『空之笛』(九鬼家隆宮司様の命名)を持って伺います。

三重県松阪にある、老舗和菓子屋さんの店主が、百本のインディアンフルートを作ろうと思われ、56本目にあたる、熊野の檜で出来た笛を持って伺います。
アリゾナのナバホ・インディアンの笛が縁で、アメリカに渡り、今度は、熊野檜の笛を持って、カナダへと渡って来ます。
大地の下は、木の根っこで結ばれ、相互の想いを感じ、吹かせて頂きたいと思います。

青い地球を感じ、大気で包まれた、西で吹くと風は、東に雲で現れ、東から吹く風は、西に蝶々が羽を羽ばたき始め、どこかで風が吹くと、どこかで薫りを感じ、水面にうつる光りの波紋が、円を描いて広がって行く…。

カナダの大自然を肌で感じ、どの様な響きになっていくか楽しみです。

カナダの空に向かって、みなさまのもとへと新たな風が吹いていきますようにと、笛を吹かせて頂いて来ます。
暫くは日本を離れます、来月6日には帰国します。

戻って来るころには、秋風が吹いていることでしょう〜。

どうぞみなさま、お元気で〜!

夕方の日本航空で出発致します。

雲龍より