七草のお粥さん
今日は朝から、七草のお粥さんをつくりました。
無病息災を祈りつつ、セリにナズナ、ゴギョウにハコベラ、
ホトケノザ、スズナにスズシロを包丁でトントンとたたいて、
ここで、七草ばやしを歌いながら行うそうですが。
教えてもらった歌には、
七草なずな
唐土の鳥が
日本の土地に
渡らぬ先に
合わせて
バタクサ
バタクサ
七草粥は、古く中国より伝わり、と書かれていることが多く。
中国から伝わってきて、歌の中には唐土の鳥と書かれていること
が気になり、
この歌を調べてみると、
唐土の鳥というのは、鬼車鳥などと呼ばれ、疫病を運ぶ鳥とされて
いて、この害鳥を追い払う気持ちを表したとされます。
害虫や害鳥からお米や農作物への被害を少なくしたいと願う気持ちが、
その年の豊作を祈り願うおもいと、七草粥の行事と結びついたのかも知れ
ないですね。
中国からの伝来と、豊作を願う気持ちがあわさったのでしょうか。
七草の意味には、
セリ :競り勝つ
ゴギョウ(御形):仏体
ホトケノザ :仏の安座
ナズナ :撫でて汚れを除く
ハコベ :繁栄が蔓延る。
スズナ(カブ) :神を呼ぶ鈴
スズシロ(大根):汚れのない清白を表す。
※ 妙心寺東林院に記載。
七草粥をいただきながら、心身ともにやわらかな
気持ちになって、この一年を無病息災の願いで、
幸せにまいりましょう〜。
この写真は、伊那山脈に赤石山脈、南アルプスに
夕陽がさして、赤くピンク色に染まった風景です。
この瞬間に出会うと私は、『大吉』のおみくじを引いた
気持ちになります。
この時期ならではの瞬間です。