中尊寺の蓮の花にこめられた・・・。
昨年7月に、はじめて訪れることができた岩手県平泉。
奥州藤原家縁の地でもあり、義経公の縁の地でもあります。
私にとっては心の奥に感じられる、義経公のおもいがこみ上げてくる場所でもあります。
平泉駅の近くで、菓子工房『吉野屋』を営まれている、吉野さんのお宅を訪ねることができました。
知人からのご紹介で、吉野さんご夫婦に、息子さん、娘さんに、お店の方々にお目にかかれることができて、遠くにおもえた平泉が、一気に近くなった気持ちでした。
吉野さんとのご縁のお陰で、毛越寺に、中尊寺、高館義経堂での笛の奉納もさせて頂くことができました。
その時に伺った中尊寺で、写真の『中尊寺蓮』にであいました。
この蓮は、中尊寺金色堂御遺体調査の時に、藤原泰衡公の首桶(くびおけ)の中から発見され、時を経て、平成10年に、およそ810年ぶりに花が開いたとお聞きしました。
やはり平泉は浄土の土地、阿弥陀如来様の御土地とされ、阿弥陀様のいらっしゃる浄土の世界は、蓮の花が咲き、香り豊かなところと伝えられています。
そのおもいが、泰衡公のご冥福を願われての先人の方のおはからいだったのでしょうか。
大文字山の上から眺めることができた平泉の風景、平成の時代にも『浄土』へのおもいは、確かに今も繋がっていると感じられます。
義経公が永住の地と定められた平泉には、今もその気配を感じることができます。
川の流れ、緑の森に、色とりどりの花が咲き、小鳥はさえずり、雲はながれ、遠くの山々に木霊する、何ともいえないあたたかな空気を感じます。
きっと藤原家の方々のおもいの中には、古代から続く平泉の息吹を強く、感じられていたことでしょう。
奥州藤原家三代 清衡公、基衡公、秀衡公と続き、中尊寺に毛越寺といった、浄土へのおもいの綱は、吉野さんに、吉野さんのまわりにいらっしゃる方々の心の奥深くに、今も受け継がれていると私は感じることができました。
このおもいの繋がりは、
7月3日(土)、雲龍ホームページ http://www.shana-records.com/
スケジュールにも記載されている会へと結ばれました。
『むすびの音ひらき』と題して、
星空日本一の郷 奥州、平和の里 平泉から、魂を一つにむすび、エコロジーと平和を世界に発信しましょう。
開場 15:30 開演 16:00
出演 ディジュリドゥ : KNOB
笛 : 雲龍
歌 : 森 美紀子
チケット 予約3000円 当日3500円
お申し込みお問い合わせは
日本からエコロジーと平和を世界に発信する会事務局代表
瀧澤さんまでお願い致します。
TEL 042−410−1280
または 080−5671−1280
メール tieschool@hotmail.com
主催 日本からエコロジーと平和を世界に発信する会
協力 平泉観光協会 (株)平泉観光レストセンター 菓子工房 吉野屋
一人でも多くのご縁ある皆様が、この会へと足を運んでいただけたら幸いと存じます。
蛍のひかりの様に、かすかな光りが集まり、大きな光りの輝きとなられますように、こころと心が結ばれて、平和の光りへと繋がり、広がりますように。