奈良・海龍王寺『四海安穏祈願法要』のご案内です。

rurinohikari2016-03-19

四月十八日に、
奈良・海龍王寺で厳修される
『四海安穏祈願法要』で献奏させて頂くこととなりました。

毎年 笙の田島和枝さん、中村香奈子さんの龍笛 他での調べが奉納されていらしたのですが、今年はお二人のご都合により、私一人でのご奉納とさせて頂くことになりました。

五年ほど前に一度、笛を吹かせて頂いたご縁がありましたが、今回は一人での献奏となります。

再びご縁を賜り、感謝の気持ちでいっぱいです。
ご住職様、関係各位の皆様有難うございます。

◉ 法要開始のお時間は、
午後3時からでございます。

当日は、一般の拝観も行われていますので、少し早めにお着きになり、ゆったりと奈良の風をお感じになられてはいかがでしょうか。

龍王寺様は、古都奈良の土の香りに、風や光を感じることができて、私も大好きなところです。

近くには、法華寺に、平城宮跡もございます。

◎ 四海安穏祈願法要は、
初代住持の玄纊が、嵐の中を無事帰国した旧暦3月(現在の4月)に営まれます。当寺に伝わる龍王の御魂と、奈良時代遣唐使の航海安全のために読誦された海龍王経。全国各地から送り届けられた海水を壇上に安置し、海龍王に「世界の平和・生命の源である海の安穏と自然への感謝、渡海する方々の安全」の思いを込めて厳修します。

(四季と行事から引用)

◇ 海龍王寺の歴史と由来からの引用に、

七三一(天平三年)、遣唐留学僧として唐に渡っていた玄纊の帰国をひかえ、無事に帰国を果たし、最新の仏教・仏法を我が国に伝えることを願われた光明皇后は『皇后宮内寺院』の伽藍を整えられます。隅寺(海龍王寺)としての歴史は、ここから始まりました。
七三四年(天平六年)唐を出発した玄纊は、東シナ海で暴風雨に遭遇いたしますが、狂瀾怒濤に漂いながらも海龍王経を一心に唱えたことで九死に一生を得て種子島に漂着し、翌七三五年(天平七年)平城宮に戻ってまいります。
聖武天皇光明皇后は、最新の仏教・仏法のみならず、鎮護国家の基礎となる仏教政策も学び取ってきた玄纊から、いつでも自由に意見を求めるため、内裏に近く、自身が起居する皇后宮内にある海龍王寺の住持に任じます。住持に任じられた玄纊は、唐の洛陽宮にならい、海龍王寺を『平城宮内道場』と定め、伽藍の拡充および収蔵する経典などを充実させる一方、密教にも通じていたことから、聖武天皇光明皇后聖武天皇の生母である藤原宮子のために祈願・祈祷を修したことで、天皇家との関わりが非常に深くなった海龍王寺は『天皇家の私寺院』となり、『宮廷寺院』として天皇家を支えてゆきます。

眞言律宗龍王
奈良県奈良市法華寺北町897
TEL0742-33-5765

http://www.kairyuouji.jp/

お写真は、海龍王寺様のを使用させて頂きました。