笛へのおもい〜。

“ I′m here.” (わたしはここにいます)

“ I′m glad you′re there. ”
(あなたがそこにいてくれて嬉しい)

これは今から30年前にNASAが打ち上げた地球外文明探査機
ボイジャー’に託された、他の天体の知的生命に宛てた人類の
メッセージです。


今、ボイジャーは太陽系の3倍ほどの遥か彼方の宇宙空間を
航行しています。
その中には45億年(地球の年齢とほぼ同じ)腐食しない
金のレコードが、知的生命に聞かれることを待ちわびて
載せられています。


山梨県山中湖にあるペンション・モーツァルトから、
以前投函された新年の葉書から引用。〕


NASAボイジャー探査機を打ち上げたのは1977年。
8月20日にボイジャー2号が、続けて9月5日に
ボイジャー1号が宇宙へ飛びたった。
今年は、打ち上げられてから、34年を迎えた。

今は、地球から何億キロメートル彼方を航行しているのでしょうか。

私が感じる音の世界は、発せられた音に響きは、その瞬間から宇宙へと
響いて行くと感じています。

その頃から、空を眺めてはボイジャーのために笛を吹き、言葉を夜空へと
発することがありました。

地球の明日の為に、宇宙の情報を送り続けてくれているボイジャーのことは、
私にとって特別なものへと繋がっていくのです。

心の言葉を伝えるように、笛の音は彼方に響いて、気持ちを伝え、
その何かを感じあうために今も笛を吹き続けています。





4才〜5才に意識して感じ始めた響きは、

兵庫県西宮市にある香櫨園の浜から始まり、

44年を迎え、人前で笛を吹かせて頂くことを始めてから、
来年1月18日で20年目を迎えます。

私にとってのボイジャーは、
今ある雲龍の世界へと繋いでくれて、

現代の牛若丸であり、源 義経を感じることができるのです。


この時間も、地球へと情報を送り続けてくれていることでしょう。

宇宙に輝くボイジャーに向けて、

私はこれからも笛の音を響かせていきたいです。



ボイジャーさん、ありがとうございます。



※ 飛行中のボイジャーの想像図。(提供:NASA/JPL