朝の光りをからだに受けて〜。

rurinohikari2010-12-12

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おはようございます。
今朝は山中湖にある、ペンション・モーツァルトで朝を迎えました。

昨晩は、モーツァルトで、
『クリスマス講義2010』
〜生と死の境を超えていくもの〜
理学博士 佐治晴夫先生のレクチャーがありました。

このペンション・モーツァルトは、私にとっても、大切な場所の一つで、佐治晴夫先生との出会いの場でもあります。

1991年の冬に初めて訪れ泊めて頂いた場所です。

私の笛は、1992年の1月から始まり、その年の4月、桃の花の咲く頃に、初めて笛を吹かせて頂いた場所でもあります。
この場所とのご縁も、今年で19年を迎えることができました。

雲龍の笛の、原点の場所といっても過言ではありません。

富士のお山に見守られ、過ごすことができ、笛を吹かせて頂ける喜びを感じられる場所でもあります。

今回は、オーナーの西岡さんから是非ともとお声をかけていただき、笛を吹かせて頂きました。

佐治先生ともクリスマス講義で、何度かご一緒させて頂き、笛を吹かせていただいたことがありましたが、
『生と死の境を超えていくもの』と題して、長年この時期に講義をされている佐治先生の、大事な講義の場で笛を吹かせて頂けるのは、私にとっても格別なおもいで有り難い気持ちでいっぱいでした。

お話しの内容には、
人間という不思議な存在、自分とは何か。

自分のからだとは何か。

人間が人間であるための条件。

『考える』

『心の誕生』。


有限、無限。有と無、生と死。

『ある』ことと『ない』ことを超えて。

『空虚』と『虚空』と物質世界といった様々なお話しが、深夜12時を過ぎる頃まで行われました。


お話しの途中に、北印度之笛と、神奈川県から来られた 辻 友子さんの朗読が入り、最後には、私が大切にしているコアガラスの笛と転生之笛を吹かせて頂き、先生のお話しの中に、音を添えさせていただきました。


10代のころ、夜空を見上げながら、宇宙空間に発射された、宇宙探査機ボイジャーに向けて笛を吹きたいと思ったのが、雲龍の笛の始まりでもありました。
佐治先生は、NASAボイジャー計画の研究員でもあられ、地球からのメッセージとして、バッハのプレリュードを探査機に搭載することを提案された方でもあります。

講義の時には、いつもそばでお話しを聞かせて頂き、笛を吹かせて頂いていて、小さい時のおもいが、宇宙空間を今も進み続けている、ボイジャーへのおもいとなり、こうして縁を結んでくれていると思うと、小さい時に感じていた、『音は』吹いた瞬間から消えて聴こえなくなるのではなく、その時から宇宙に音がひろがって行くのだと感じていたことが、
今ではこの様な場を与えてくださっているのだと感じています。

ボイジャーに対して、音を届けたいと思った気持ちが、宇宙にひろがり、宇宙を廻って、関わりのある佐治先生へとご縁を結んでくれたのだと感じています。
こころの気持ちを信じて、笛を吹き続けてこれたお蔭と、嬉しくてなりません。

今日は、モーツァルトを出発して、御殿場駅から8時6分の電車に乗り、国府津〜戸塚〜上大岡と電車を乗り換え、神奈川県の横須賀市追浜にある
Cafe@ JOY house に向かっているところです。

午後2時半からこちらで、

奈丘さんとご一緒して、『笛といにしえかたり』が行われます。

モーツァルトから次の場所へと伺うのは、今回が初めてです。

富士山の清々しい空気を、風の氣を携えて、これから行われる場所へと結ぶことができたらと…。

宇宙は今もひろがり続けているのだと、ボイジャーと、佐治先生と富士山のことを感じて…。


今日も一日お健やかに、皆さまのもとへと、幸せな風が吹いて参りますように〜〜〜。

電車は、追浜の駅に近づいて…。

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